P4チュートリアル用仮想マシン

はじめに

P4チュートリアルの環境が日々更新されていますので、以下のリンクに従い、新しくVirtualbox用のP4チュートリアル仮想マシンを作成しました。

https://github.com/p4lang/tutorials/tree/master/vm-ubuntu-20.04

この仮想マシンにより、以下に記載されているチュートリアルを試すことができます。

https://github.com/p4lang/tutorials

VMのアプライアンスファイル「P4Tutorial.ova」を、こちらよりダウンロードしてください。

 

P4チュートリアル仮想マシンのVirtualboxへのインポート

Virtualboxを起動し、「ファイル」メニューから「仮想アプライアンスのインポート」を選択ください。仮想アプライアンスファイルの選択の画面になりますので、ダウンロードした「P4Tutorial.ova」を選択ください。以下の「仮想アプライアンスの設定」の画面が表示されますが、特に変更無しで「インポート」を選択いただいて大丈夫です。

「仮想アプライアンスの設定」画面

 

「インポート」を選択すると、「Apache License」の使用許諾が表示されますので、一読いただいたら「同意する」を選択ください。これで、P4チュートリアルのVMがVirtualboxに登録されます。

登録されたP4チュートリアル仮想マシン

 

P4チュートリアル仮想マシンのネットワークは、インポート時にNATが選択されています。必要に応じて、ネットワークの種別を変更してください。仮想マシンを起動すると、以下のログイン画面になります。

P4チュートリアル仮想マシンのログイン画面

 

ユーザ名「p4」、パスワード「p4」にてログイン可能です。

 

P4チュートリアル仮想マシンの環境設定

モニタサイズが小さくなっていますので、以下の”Monitor settings”から、モニタサイズを使用しやすい大きさに変更ください。

モニタのサイズ設定メニュー

 

また、キーボードを日本語配列に変更するためには、以下のように”Keyboard and Mouse”の変更を選択します。

キーボードの設定変更メニュー

 

以下のように、”Keyboard Layout”を選択し、”Add”ボタンを押すと、キーボードの選択画面が表示されます。選択肢の中から”Japanese”、”None”の組合せを選択し、”OK”ボタンを押します。

日本語配列の選択

 

日本語配列のキーボードが追加されたら、”Japanese”を選択して、”Up”ボタンを押すことで、以下のように日本語配列が優先される設定にすれば、日本語配列キーボードにて入力が可能になります。

日本語配列を優先するように設定

 

これで環境設定は完了です。

 

P4チュートリアルの実施

チュートリアルは、以下のように”tutorials/exercises”にあります。

チュートリアルの場所

 

まずは、”tutorials/exercises/basic”に移動します。チュートリアルの進め方は、”README.md”に記載されていますので、そちらを参照ください。正解用のp4ファイルが用意されています。”cp solution/basic.p4 basic.p4″にて正解p4ファイルをコピーしてから、”make run”を実行すると、以下のように”h1 ping h2″が成功します。

basicチュートリアルの実行

 

最後に

このP4チュートリアル仮想マシンにて、P4 Runtimeなど最近追加されたチュートリアルを試すことができますので、ご興味ありましたらトライください。

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